開業準備に20年と数千万円を
費やしたお婆ちゃん
このお婆ちゃんと出会ったのは、
1年半前のとある本の出版ビジネス塾です。
『本を出版して有名人になり、
セミナービジネスで稼いで行きましょう』
という塾です。
受講生は、必ず本を出版でき、
その後その本を名刺代わりに
セミナービジネスで年収1000万円
稼げるようになるという塾でした。
私はそのセミナー主催者に撮影を依頼され、
その塾の塾生だったのが彼女です。
その後何回かメールでやりとりをしましたが、
なかなかタイミングが合わずその後
直接会うことはありませんでした。
そのお婆ちゃんから、つい先日連絡があり、
久々にお会いしたときの音声がこれです。
この後喫茶店を出て、ネットワークビジネスの
会社のセミナーを見に行き、上位代理店の佐藤さん(仮称)
という方から根掘り葉掘りそのビジネスの内容を聞きました。
その日の夜・・・
私がお婆ちゃんにお送りしたメールは下記の通りです。
----------------------------------------------
●●様
本日は大変貴重な体験をさせて頂き
誠にありがとうございました。
☓☓先生の話やネットワークビジネスの本質を
拝聴でき勉強になりました。
ただ、お聞き苦しいことかもしれませんが、
ビジネスとして第三者的な視点で
正直な感想をお話しすると、●●さんが
△△△のビジネスで成功するのは難しいと思います。
理由は、消費財によるビジネスモデルではないからです。
消費財によるビジネスならば、一人会員を集めると
毎月その人から収入を得られます。
消耗品なので毎月商品が売れるからです。
傘下の人が増えれば増えるほど、
遊んでいても毎月収入を得られます。
一方、△△△は代理店手数料ビジネスなので、
毎月新規の代理店加入者を見つけなければなりません。
彼らはそのことを「仲間を増やす」と言っていましたね。
月20万円稼ぐには、毎月新しい代理店加入者を
左右5人ずつ、バランス良く10人
集めなければなりません。
年120人です・・・
つまり何が言いたいのかというと、
毎月消費する消耗品であれば、
一回の紹介で毎月毎月消耗品からのフィーを
得られますが、
△△△のビジネスモデルでは、人が生涯1回だけ払う
代理店紹介料のみで収入を得るので、毎月新規の人を
集め続けなけれならないのです。
傘下の人数が増えれば、集めるのが楽に
なりますが、毎月常に傘下の人数を増やすのには
限界があります。
なぜなら、日本の人口には限りがあるからです。
△△△がなぜ世界進出云々を宣伝するのか?
それは、△△△の日本での展開が限界が
近づいていることの裏返しです。
●●さんがこれ以上欺されないように敢えて
本音を書きますが、はっきり言って△△△の
ビジネスモデルはネズミ講となんら変わりがありません。
マットレスなどの商品が介在していますが、
彼らは商品ではなく代理店ビジネスを主体で説明していた
ので、本当のところ彼らの商品はマットレスや水素水
ではなく「代理店」です。
マットレスなどの商品は、
ネズミ講にならないための
方策に過ぎません。
商品は良いものなのだと思いますが、
それでも25万円の価値はないでしょう。
25万円の価値のほとんどは「代理店」にあります。
そして「代理店」が商品である以上、
ネズミ講となんら変わらないのです。
もし●●さんがお友達やお知り合に
△△△を紹介したら、恐らく友達を
失うことになるでしょう。
私が思うに、●●さんは人と接するのが好きそうなので、
もっと“まっとうな”ネットワークビジネスをした方が
良いと思います。
ビジネスありきではなく、商品ありきの会社です。
私は本業があるので、あまりネットワークビジネスに
興味はありませんが、私が知っている知り合いにも
まっとうなネットワークビジネスで
月収100万円以上の人がいます。
歴史も古く30年近く続いている会社です。
私が思うに、ネットワークビジネスで成功するには、
ご自身が惚れ込んだ商品を扱う会社の商品、
心から人にお勧めしたい商品を軸に
ビジネスをして行くべきです。
例えば、
息子さんの自閉症の改善に役立つような
「健康食品」を使った料理を作る料理教室、
食事会、勉強会、お茶会を開く。
そこでその健康食品を口コミで広げて行き、
愛用者を増やして行く。
消耗品なので、傘下の人達が毎月購入する売上から
利益が得られます。利用者が増えれば、
なにもせず遊んでいても収入を得られます。
これが料理好き、人と話すのが好きな●●さんに
向いている正しいネットワークビジネスの形だと
思います。
一方△△△は、毎月参加の人を増やさなければ収入が
得られないので、毎月活動し続ける必要があります。
(傘下の人が増えればボーナスがあるようですが額は少しです)
●●さんは、あくせく全国を飛び回る、
上位代理店佐藤さんのようになりたいですか?
収入はあるかもしれませんが、遊んでいる時間はなさそうです。
(佐藤さんは、明日岐阜に行くと言っていましたね)
●●さんが目指すネットワークビジネスの形、
ライフスタイルの形はどのようなものでしょうか?
自宅での食事会、お茶会で口コミで広がってゆき、
毎月遊んでいても収入が得られる形。
全国を飛び回り、毎月毎月新規の代理店加入者
を見つけて収入を得る形。
正直、昨年欺されたという□□□さんのセミナーに
参加される前にご相談頂けていたら、、、
お会いできていたら良かったと思います。
更には、△△△の代理店になる前にも
お会いできていればと思います。
私に会う前に、先に□□□さんの塾、
△△△のネットワークビジネスに出会う選択する
というのは●●さんの選択ですし、それはそれで
運命なのかもしれません・・・
良いビジネスか否かは、参加する人の波動で分かります。
今日お会いした上位代理店の佐藤さんに
良い波動を感じましたか?
「あなたではなく、あなたの周りにビジネスをしたい
という方がおられれば紹介して下さらない?」
という●●さんの言葉を聞いて、
●●さん自身もうすうす気づいておられる
のではないかと思います。
大切な人に紹介することが出来ないビジネスだと。。。
「大切な人に心から勧めることの出来る商品」を
扱うビジネスに携わること、出会えることを
心からお祈りいたします。
小野敬人
08070041361
ono@ktojapan.com
----------------------------------------------
ちなみに、このお婆ちゃんが私と出会った
1年半前から、彼女が費やしたビジネス塾代、
ネットワーク代理店代は、
本の出版ビジネス塾:50万円
去年欺されたという塾:30万円
ネットワークビジネス代理店:27万円
少なく見積もって100万円以上です。
この一連の流れを見てあなたは
どのような感想を持ちましたか?
お婆ちゃんはこの音声で、
『お金を稼ぐにはこのような感覚
(人を欺してもなんとも思わない感覚)
を持たなければならない』
と話していましたが、
あなたがビジネスをする上で
必要だと思うマインドセット(信条、在り方)
を教えて下さい。
コメント頂いた方に、プレゼントとして
あなたが情報販売ビジネスをする上で
これだけは読んでおくと良いという
とっておきの本10冊をお教えします。
誰にもナイショの10冊です。
これらの本を読むだけで、
●マーケティング
●コピーライティング
●サイトデザイン
の腕をプロレベルまで上げることが出来ます。
今回の音声私も高額?の塾に入った経験があるので人ごとではありませんでした。
お婆さんは、商品の内容もビジネスの内容も分からぬまま小野さんを勧誘しようとしているように感じました。少なくとも商品の内容ぐらいは知ってから人にすすめるべきだと思います。
私は、自信を持って勧めることの出来る商品を販売して行くことを信念に持とうと思います。
小野さんへ
いつもありがとうございます。
このおばーさんには、
「年端のいかぬ若造が…」
でしょうが、
「お気の毒に…」
としか言いようがないです。
この、おばーさんのマインドセットが、本当に
『お金を稼ぐにはこのような感覚
(人を欺してもなんとも思わない感覚)
を持たなければならない』
なら、彼女の人生は
後悔すると断言できそうです。
立ち直って欲しいと
心から思います。
自分が嬉しいので、
あなたも喜んでいただけて
嬉しいと思ってもらえるビジネス
しか、
したくないです。
死に際で後悔するような
人生は送りたくないと
思っています。
これだけ社交的な方(お婆さんのこと)なのに、
もう少し進む道が違えば・・・。なんかもったいないですね。
この手のネットワークビジネスは、どんなに言葉を飾ろうと、
やっている目的、狙いが見透かされれば、人は去っていくでしょうね。
理想のビジネスマインドは、近江商人の三方よし
「売り手よし、買い手よし、世間よし」ですが、
個人では、世間に知られる程の大きなビジネスは
できないですので、せめて、
「売り手よし、買い手よし」は絶対に外したくないですね。
こういう世界の商品はけっこうあります。友人も買い手でだまされていた。でも気づいてなかったです。
おばあさんは漠然と「稼ぐ人」になりたいのかなぁ・・・稼ぐ稼ぐ、って言ってるけど。
☆ビジネスをする上で
必要だと思うマインドセット(信条、在り方)
自分が心から良いと思い、役に立ててきていることを人に提供しています。
アイデアを行動にするときに楽しめる仕事をしていきたいです。それでお金もついてきたら最高。
自分の情報(知識・経験)で収入を得ても良い、お金を頂いても良いという、自分自身への許可だと思います。
買って喜ばれるビジネスをしたいですね。感謝されるビジネス。感謝され儲けられるビジネスがいいです。
win-winの関係。
それから一時的にドカンと儲かってその後は全然という狩猟的ビジネスより最初は僅かでもずっと稼げる農耕的ビジネスがいいですね。
せっかくやるなら人に買って良かったと思われるようなものを売りたいです。あいつから買ったけどイマイチだったとか、怪しいものに嵌っているとは思われたくないですね。
相手のためになるコンテンツを
提供することしか、ないと思います。
お金を奪う感覚だけでは
続かないと思います
7つの習慣にもあるように、先に(お客さんが求めているものを)与えることが大事なんじゃないでしょうか。少なくとも欺したりする商売は、歴史が証明してるとおり必ず滅んじゃいますもんね。